魔王討伐にあたり、聖剣に選ばれた勇者は王太子オリヴェルであった。
聖女として王国一の力を持つ公爵令嬢・リリベルもまた、魔王討伐の一員に選ばれることに。
こうして勇者一行は、無事に魔王討伐を果たしたのだが、魔王がオリヴェルに最後に仕掛けた攻撃はまさかの呪いで――?
しかも、それは「三日のあいだに一回は性交しないと死ぬ」という淫行の呪いだった!?
オリヴェルにかけられた呪いの存在を知った国王はリリベルとの結婚を命じた。
呪いのせいで結婚なんてしたくない、とリリベルは必死に祈るものの呪いの力は強くついに結婚式を迎えてしまう――。
式の間、体調の悪そうなオリヴェルが心配なリリベルだったが、キスをすると呪いの効果が少し薄まるようで……?
「やはり耳は弱いのだな……可愛い」
初夜は容赦ないほど淫らに、しかも呪いとは関係なくオリヴェルは絶倫でもあった――!?