剣術好きが高じて剣の道を志した野鍛冶の倅・秋月栄三郎は、権威と保身に振り回される武士の姿に辟易し、京橋の小さな道場で手習い師匠と素人相手の剣術指南の日々を送っていた。
やがて、武士と町人両者の事情に通じていることを活かし、あらゆるいざこざを知恵と腕で仲立ちする“取次屋”を始めることに。
飄々としながら人たらし。時に損得抜きで人々の世話に奔走するうち、栄三郎のまわりには上等の縁がつながっていく――。
痛快かつ、滋味溢れる傑作人情時代小説シリーズ、全20巻中1~10巻を収録した合冊版。
【収録作品】
取次屋栄三[1] <新装版>
がんこ煙管 取次屋栄三[2]<新装版>
若の恋 取次屋栄三[3]<新装版>
千の倉より 取次屋栄三[4] <新装版>
茶漬け一膳 取次屋栄三[5] <新装版>
妻恋日記 取次屋栄三[6] <新装版>
浮かぶ瀬 取次屋栄三[7] <新装版>
海より深し 取次屋栄三[8] <新装版>
大山まいり 取次屋栄三[9] <新装版>
一番手柄 取次屋栄三[10] <新装版>
取次屋栄三<新装版>【合冊版】(1巻配信中)