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【内容紹介】
「因果推論」とは、「原因と結果の関係を考える方法」という意味。
本書は「因果推論」をはじめ、データサイエンスの基本と最先端をわかりやすく解説する入門書です。Excelというなじみのあるアプリを使用するので、文系出身社会人にもわかりやすい内容となっています。明日からの仕事・生活に「因果推論」をぜひ活用してください!!
【著者略歴】
著者:杉原哲朗(すぎはらてつろう)
データサイエンティスト
半導体、化学、医療機器、制御機器の4社にて、品質管理や環境管理の実務の傍ら、業務におけるデータ活用も進める。工場におけるデータ活用を得意としているが、製造業全般や、製造業以外の業種にもデータ活用の経験を持っている。
2008年より、Webサイト「環境と品質のためのデータサイエンス(https://data-science.tokyo)」を開設し、ノウハウや研究成果を公開している。同サイトをベースに、国内外の学生や社会人の支援も行っている。
著書(共著): 「時系列データ解析における課題対応と解析」
【目次】
Chapter1 明日からできるデータの活用 それが因果推論
1.1 因果推論とは...
1.2 因果関係は、図で表そう!:因果ダイアグラム
1.3 「何度も起きています」で裏付けよう!:統計的因果推論
1.4 3種類の指標で裏付けよう!:統計的仮説検定
1.5 小さな実験をしよう!:統計的因果推論の、陰の立役者
Chapter2 「この薬で治る!」をデータで裏付けよう 比率の違いの分析
2.1 データを用意する:検証に必要な、4つの数字を用意
2.2 データを見る:棒グラフ
2.3 因果効果を確認する:比率の差
2.4 効果量を確認する:比率の比・オッズ比
2.5 P値を確認する:比率の差の検定・オッズ比の検定
2.6 応用編
Chapter3 「点数が上がった!」をデータで裏付けよう 平均処置効果の分析
3.1 データを用意する:「対策あり」・「対策なし」のデータを用意
3.2 データを見る:層別1次元散布図
3.3 因果効果を確認する:平均値の差・平均処置効果
3.4 効果量を確認する:コーエンのd
3.5 P値を確認する:母平均の差の検定
3.6 応用編
Chapter4 「この運動で体重は減る!」をデータで裏付けよう 個別処置効果の分析
4.1 データを用意する:「運動前」・「運動後」のデータを用意
4.2 データを見る:個別の折れ線グラフ
4.3 因果効果を確認する:個別の差・個別処置効果
4.4 効果量を確認する:コーエンのd
4.5 P値を確認する:対応のある母平均の差の検定
4.6 応用編
Chapter5 「暑い日は売れる!」をデータで裏付けよう 相関の分析
5.1 データを用意する:売上と気温のデータを用意
5.2 データを見る:散布図
5.3 因果効果を確認する:傾き
5.4 効果量を確認する:相関係数
5.5 P値を確認する:相関係数の検定(傾きの検定)
5.6 応用編
Chapter6 「地域によって、好みの味が違う!」をデータで裏付けよう 質的変数の相関の分析
6.1 データを用意する:県ごとに、ラーメン店の味付けのリストを用意
6.2 データを見る:棒グラフ
6.3 効果量を確認する:連関係数
6.4 P値を確認する:独立性の検定
Chapter7 「たくさん飲んだ方が治る!」をデータで裏付けよう 比率の変化の分析
7.1 データを用意する
7.2 データを見る:層別1次元散布図
7.3 因果効果を確認する:傾き・オッズ比
7.4 効果量を確認する:精度
7.5 P値を確認する:尤度比検定・独立性の検定
7.6 応用
Chapter8 「不良品ができた原因は、何か?」をデータで解決しよう 因果探索
8.1 データを用意する:不良品と良品について、関係しそうなデータを用意
8.2 データを見る:スパークライン
8.3 関係を数字で表現する:相関行列分析
8.4 わかったことを整理する:必要条件と十分条件
Chapter9 統計的因果推論を、さらに勉強するためのガイド
9.1 事実と反事実の関係から調べる:ルービン流とパール流
9.2 因果関係を数式で表現する:回帰分析の応用
9.3 判断の理由を示す:説明可能なAI
9.4 原因の確率を調べる
9.5 因果関係を総当たりで調べる:因果探索
9.6 因果関係の時間的な変化を調べる:時系列分析
9.7 ランダム化比較試験を高度にする:実験計画法