「億万長者以外、お断りよ」「では、話はまとまった。君は僕の妻になる」
一人親家庭で育ち、経済的な苦労から結婚に興味がなかったリー。ある日、姉の家を訪れるため飛行機に乗ると、隣に魅惑の男性が。長身でセクシーなイタリア系のその男性の強烈な魅力に動揺し、無視を決め込むが、心は即座に引き寄せられていた。目的地に着くと、彼が姉の隣人マルチェロだとわかり、驚く。リーのつれない態度が逆に興味を引いたのか、彼は強引に迫った。結婚の条件を訊かれ、リーは苦しまぎれに「億万長者」と答える。「その幻の億万長者から申し出があればプロポーズを受けるか?」リーが頷くと、マルチェロは満足げに告げた。「君は僕の妻になる」