新興宗教の教祖をしていた姉が失踪した――
現役新聞記者が描く、二転三転するサスペンスミステリー
(あらすじ)
「わたしは解脱した。探さないでほしい」
新興宗教の教祖だった姉が失踪した。刑事志望のすばるは、教団から次期教祖になるよう迫られ、姉の捜索を開始。同じ頃、殺し屋を名乗る少女いよに出会う。彼女は「親友を殺したカルト教団に復讐する」ため捜索を手伝うという。密室で変死した両親、姉の失踪、いよの親友の不審死、次々と電車に飛び込む信徒たち……。二人は教団の闇に迫っていく!
【著者について】
上田春雨
1986年、北海道生まれ。筑波大学社会学類卒業。現在は記者として新聞社に勤務。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『呪詛を受信しました』(宝島社文庫)で2024年にデビュー。