「俺は今、ひとりの女性に恋をしている──勃起が止まらなくて困ってるんだ」
──静まり返った夜の告解室。
訳あって聖女を名乗るフィオルは、今日も多忙な司祭の代わりに人々の悩みを聞いていた。そこに現れたのは騎士団長・ディラン。彼は真剣な面持ちで、とんでもない告白を口にする。
(ボッキ……?)
ピンとこなかったが何とか話を聞き終えたフィオル。だが告解室を出たところで、彼と鉢合わせ。
その瞬間──最近下腹部に浮かんだ淫紋が彼に激しく反応、発情が止まらない?
疼く身体を鎮めるには彼に抱かれるしかない。
発情するたび交わるディランに惹かれていく。しかし、彼女に刻まれた淫紋にはある陰謀が秘められていて──。