「煩悩にまみれたわたくしめを、どうかお赦しください……!」
敬虔な神官のファムエルは、夜な夜な懺悔室で自慰に耽る。
『姦淫は罪悪』――そう教わってなお、聖女のナターシャを求めずにはいられない。
一方ナターシャも、いつも優しく支えてくれるファムエルに恋をしていた。
しかし互いに聖職者である以上、この恋は叶わない。
秘めた想いを抱えて過ごすふたりだったが、所属している神殿の不正が発覚。
告発のため動いていたはずが、なぜか『キスをしないと出られない』部屋に閉じ込められちゃった!?
「外に、出ないといけないです、から……」
何とか先に進むふたりだが、条件はエスカレートしていって……。