新資料を加えた完全版、ついに電子書籍化。
1998年、和歌山カレー毒物混入事件により死刑判決を受けた林眞須美。
本書は、無実を訴え続ける彼女が獄中から家族、子どもたちに宛てて綴った手紙を収録した記録である。
母としての葛藤、祈り、孤独――さらに長女の自死を経て、書かれた手記からは何を読み解くことができるのか。
電子版では、新たに書き下ろされた林眞須美自身の「まえがき」に加え、
林眞須美の長男による手記も収録。
【電子版特別収録】
・眞須美まえがき —2025年2月17日 長女の誕生日、大阪拘置所にて-
・長男手記
・編者あとがき
・写真・直筆手紙資料