これまで王太子妃になるのみに努力してきた侯爵令嬢セリア・ハーベルト。
大舞踏会の最中、突然、王太子より王太子妃候補から除外すると宣言されてしまう!?
「悪女」と非難された彼女を助けたのは、王弟殿下でありレザーローグ公爵家当主のアスターであった。
彼は「王家の落ちこぼれ」であり放蕩公爵と噂されている人物なのだが……?
その後、後ろ盾がいなくなったセリアは貴族子息に襲われかけるものの、再び彼女を助けてくれたのもまたアスターでーー。
「私に、悪いことを教えていただきたいのです」
王太子妃候補から外されたことで、自身に何もないことに気づいたセリアはアスターに一つの提案を持ちかけるーー!?