「社長、私を――あなたの会社に就職させてください」
その日、俺のオフィスを訪れたのは、一人の女子大生。
黒髪ショートが快活な彼女は、俺が一年かけて快楽を教え込んだ、特別なセフレだった。
そんな彼女が、身体に馴染まないリクルートスーツを纏い、真剣な眼差しで俺に懇願してくる。
その健気さと、スーツ姿とのギャップに、俺の支配欲は燃え上がった。
面白い。ならば、見せてみろ。お前が俺の傍にいるにふさわしい女かどうかを。
俺は彼女に、通常の採用フローとは異なる、たった一つの最終試験を課した。
舞台は、箱根の高級旅館。
試験内容は、俺の秘書として、そして、社長専用として、完璧な『奉仕』をすること。
それが、彼女が内定を得るための、唯一の条件だった――。
※ジャスミン書房エピソードは1話完結の短編官能レーベル。通勤時間や眠る前に読める“濃密で短い官能”をお届けします。