伯爵令嬢ステラは、王立学園の卒業式で婚約者の王太子フェンディルから突然婚約を破棄される。
王家の機密を知るがゆえに死を覚悟したステラの前に、戦場から駆けつけた王弟ジェラルドが現れ、ジェラルドはステラを救うためにその場で求婚し、二人は結婚することになる。
ジェラルドはステラの20歳以上年上だが、ステラにとって彼は初恋の人だった。
しかしジェラルドは結婚式の直後に「君を愛するつもりはない。これは白い結婚なのだから」とステラに冷たく告げるのだった――。
愛はないと言いながらも優しく見守る不器用なジェラルドと、彼に一途な想いを寄せるステラ。
二人の「白い結婚」から始まる、甘い溺愛ラブストーリー第一弾。