「美輪明宏」とは何者か?
長崎の原爆投下の被爆者、戦後の銀座をパリに変えたファムファタール(魔性の女)。
三島由紀夫が恋し、寺山修司が憧れた戦後の天才の素顔とは?
“最後の異端者”をひもとけば、
弱きをくじき、強きを助ける、アメリカナイズドされた戦後日本人の
軽佻浮薄なヒューマニズムに対する、美少年“天草四郎”による保守革命運動だった!
美輪を通じた「シャンソン」「日本映画」「左翼思想」の“シン昭和史”。
はじめに 美輪明宏と平成と僕
第1章 長崎と被爆体験
第2章 上京とブランスウィック、三島由紀夫との出会い
第3章 栄光と挫折、復権、メケメケからヨイトマケへ
第4章 「革命家」としての思想と社交
第5章 シャンソンとは何か
第6章 アングラ演劇 三島の寵姫か? 寺山の母堂か?
第7章 日本映画史と美輪明宏
第8章 スピリチュアリスト美輪明宏
第9章 LGBTと美輪明宏
おわりに 続・赫奕(かくやく)たる逆光