【人生の4分の1にさしかかる。ここから、どう生きるか】
「どうして私は、人生に迷っているんだろう?」
「なんで僕の人生は、こうもうまくいかないの?」
「どうして俺は行き詰まっているんだろう?」
「私の何がいけないの?」
これらは、著者がクライアントからよく耳にする言葉です。
本書は、成人期専門の心理療法士であり、
クオーターライフの時期に思い悩んだ著者が
20代前後に現れる迷いや不安を抱える
「若い大人」に
自分の人生や道を見つける方法を伝えています。
本の中では、この時期が題材となった物語や
カルチャー、そして実際のケーススタディを
取り上げながら、クオーターライフの特徴や
悩み、そしてそれらに役立つ知恵を教えます。
★クオーターライフを過ごす人は「2タイプ」
人生の「構造」をつくる安定型
□法律家、金融やビジネス系に多い
□定職や貯金、家庭を持つ
□心配性で警戒心が強い
人生の「目的」を求める意義型
□芸術家、哲学者、音楽家に多い
□才能や能力にあふれる
□お金や単調な時間の流れが苦手
自分だけの「安定」と「意義」のパートを
見つけて、組み合わせることが大切です。
★クオーターライフのための「四つの柱」とは
(1)離れる、(2)聴く、(3)育む、(4)一つにする――
著者がクライアントと行う取り組みを読むと、
本を開いている「自分自身」とも向き合えます。
「私がずっと目指してきたのは、
この本を書いて、あらゆる時代の
クオーターライファーに読んでもらい、
人生の方向性を見つけてもらうことだ。」
(著者まえがきより)