とある事件で魔法の力を失った「元」天才魔法使いロワーネは
力を取り戻すために仕方なく、
嫌っている王宮魔術師長ルニクへ弟子入りを申し入れる。
そんなロワーネの心の内を見透かしたルニクは
魔法を教える条件として「ルニクを溺愛すること」を求めてきて……!?
しぶしぶ条件をのみ指導を求めるロワーネだったが、
彼女が魔法を使うには他人から魔力をもらう必要があった。
その方法はキスかそれ以上の深い接触で!?
――二人きりの秘密の授業。
触れ合ううちに、その距離は近づいていき……。
「目移りしちゃ駄目だよ、ロワーネ。
ちゃんと、俺だけを見ててくれないと」
「君の中を全部、俺で満たしてしまいたい」
時折ルニクが見せる甘く重たい執着と愛情に
ロワーネは惑わされ囚われていく――。