1度目の人生はメリアに壊され、
2度目の人生でその世界は小説の中と知った──。
フィランデル国の辺境の村に住むリスティアは、祖母と2人で貧しいながらも幸せに暮らしていた。
けれども、リスティアが9歳のときに祖母は亡くなり、突然、国王直属の騎士であるリオルガが訪ねてくる。どうやら自分は現国王の娘であり、王宮で保護されるらしい。
「絶対に王都には近付かないし、王宮になんて行かない。王族なんて関わりたくもない」と頭をかかえるリスティア。
実は自分の生きている世界は王宮にいるメリア・アッセンが主人公の小説の世界であることを知っていたから。
国王の父と護衛の騎士に溺愛されながら、世界を変えていく!!