※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
初恋のときめきと別れを経て、大人になった彼らの前に訪れるのは、愛だけでは乗り越えられない現実でした。本作は「翔一の決断」「綾香の悲恋」「康介の責任」という三つの物語を通して、喪失や罪悪感、許し、そして人生の選択を丁寧に描き出します。突然の悲劇によって深く傷ついた夫婦。想い合いながらもすれ違う男女。そして、愛する人を守るために背負う責任。それぞれの立場で揺れ動く心の軌跡は、人生のなかで誰もが経験する葛藤や後悔と重なり、読む者の胸を静かに揺さぶるでしょう。恋に憧れた青春の日々を越え、それでも誰かを愛し続けようとする人々の姿を描いた、切なくも希望に満ちた大人の恋愛小説です。