草木も眠る深夜に掛かってくる嫌がらせの電話。
決して相手が名乗ることはないが、その正体は分かっている――
それは高校生の時につきあった彼。
はじめて私がカラダをゆるした人…
ずっと一緒にいられる人だと思ったのに、大学進学とともに疎遠になり別れてしまう。
しかし、卒業後、突然彼から連絡が入りつきあうことに。
「彼のために料理や洗濯をすることがささやかな喜びだったの…」
「いや、セックスフレンドになろう」と想像だにしなかった彼からの告白。
そんなことはできない! 別れを選んだ私。
時は過ぎ、幸せな家庭を築いた今、恐怖のベルが今夜も鳴り響く!!!