初めて上京したときに見た“赤いハイヒール”に憧れた女のストーリー
世話になっていた叔母の家では、叔父に関係を求められて
高校を卒業したら東京へ行こうと決心した。
そして当時付き合っていた彼も東京の大学に合格して一緒に行ってくれるっていっていたのに彼は合格できなかった――
「来年合格してきっと迎えに来る」と1年前に約束したはずなのに
手紙を書いても返事も来ない……。
もうあなたのことを忘れるわ。
私は赤いハイヒールの似合う女になるの。
上京したての私を助けてくれた社長の“女”として
そんな彼女の決意を余所に
ドアをノックするのは忘れると決心した“彼”だった。
運命に翻弄される一人の女は、赤いハイヒールに何を願うのだろうか――