三月先生の表紙やタイトルは素敵だと思います。ついつい読みたくなる。そして内容もいい。
表題作は映画配給会社のリーマンの短編。野心家で自信家でトゲトゲの受小林と、仕事が出来て大人でゲイの攻石原。人魚姫オマージュの自己犠牲の描いた映画を通した
、小狡く不器用な二人の大人の恋の話です。短い中に二人の関係性、仕事、映画、そしてガッツリエロ、タイトルの雰囲気そのままに描かれてます。素敵な作品です。
その神は役場にいる、はまた全然違ってこちらもとっても面白いです。霊能力者の村役場職員赤石は神と呼ばれてます。測量の仕事に来ているタカ×鳥海、専門学校の生徒旭×穂高先生、赤石自身の3編あり。タカ×鳥海は、人の生死が関わっているので少し重めですが、赤石さんの飄々とした暖かさのお陰で読後は爽やかです。赤石さんのシリーズ化になって、他の話も読みたいです。
もう1編は上2つと比較して、3.5くらいでした。
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