その腕で僕を抱いて 1巻

古代ﾛｰﾏ帝国や中世ﾖｰﾛｯﾊﾟを舞台にした切なくぐっとくる短編集です
絵も綺麗だし、3話で1つの話なのでｽﾄｰﾘｰもしっかりしています👍✨
どの話にも愛に餓えた登場人物がいて『その腕で～』というﾀｲﾄﾙにあった内容です
Hｼｰﾝも全話にしっかりありますよ
はじめは愛のない行為だったりするのですが最終的には愛情があふれてます❤

1～3話<太陽帝の神殿>
皇帝から性交を禁じられている奴隷調教係のﾒｯｻﾗと奴隷ﾄﾞｩﾙｸﾞの話📚
はじめは何故愛になるかわからなかったけれど、皇帝の存在や背景がわかると流れに納得できました😶
ただ、最後は不安の残るﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞかな
4～6話<ｻﾗﾏﾝﾀﾞ>
顔にﾋﾄｶｹﾞの紋章があることで忌み嫌われ森の奥で暮らすｻﾗﾏﾝﾀﾞとある理由からｻﾗﾏﾝﾀﾞを狙うﾃﾞｨﾙﾑｯﾄﾞの話📚
ｻﾗﾏﾝﾀﾞが本当に素直でいじらしい！
7～9話<ｸﾞｰﾙ>
屍食鬼(ｸﾞｰﾙ)と呼ばれ忌み嫌われているﾙﾂと旅人(?)ﾔﾝの話📚
たった一つの願いのためにどんな扱いを受けようが挫けないﾙﾂが健気で…ﾔﾝがおバカでヤキモキしました(笑)
10～12話<ｻﾝｸﾄｩｽ>
枢機卿と坊主嫌いの領主ｩﾞｪﾙﾊﾙﾄの話📚
SM的でいきなり問答無用で強姦みたいな感じなのでこの話は好き嫌いがわかれるかも😁
でも私的には最終的な関係が幸せでｩﾞｪﾙﾊﾙﾄが微笑ましいのでこの話も好きです😃

どのお話も大満足でした🎶ﾊﾟｯｸ買いｵｽｽﾒします✨

みなみ恵夢さんの漫画は切なくて意地らしくてけどｴﾛもがっつり、話も読んでいて引き込まれてしまい他の話も読みたくなり殆ど購入しています。

この漫画ではｻﾗﾏﾝﾀﾞとｸﾞｰﾙが特に気に入っています。

ｻﾗﾏﾝﾀﾞ可哀想すぎる

ラストがやはりスパッ終わりますが買って損はないです


買ってしまう魅力はやはりｷｬﾗの境遇とか切ないｽﾄｰﾘｰとか設定とか絵にﾜｸﾜｸするからだと思います。

面白かった！

結構アクの強い内容で、好き嫌い別れると思います。各話、基本的には暗い話で、人間の尊厳とか、憎しみ、優しさ、温もりなどとともに、ヒトが生きてく上で、陥りそうな過ちが克明に綴られていて、疲れました。や、結果的には良い話なんでしょうけど…。
(1～3話/太陽帝の神殿)
奴隷を仕上げて皇帝に差し出す調教係のメッサラは、奴隷ドゥルグの力強い身体と自信、本当の幸せを語る言葉に…。最初はドゥルグがメッサラを強姦する形となりますが、残虐で傍若無人な皇帝と闘う準備をし、メッサラを優しく愛するドゥルグは、男の中の男です。
(4～6話/サラマンダ)
顔にある紋章のような痣のせいで忌み嫌われ追われて森に暮らすサラマンダに助けられ介抱されていたディルムッドは、あることで殺そうとしたサラマンダの不幸な過去を知り…。巷の噂とは違い、優しいサラマンダを殺せなくなってしまったディルムッドもまた優しい人間で、この2人がこの先幸せになるかどうかは謎だけど、そんな可能性を残した終わり方です。
(7～9話/グール)屍食鬼(ｸﾞｰﾙ)と蔑まれる男に興味を持ったヤン。ヤン達にはある使命でこの国を調べに来たが、グールと呼ばれる男と接触しているうちに…。まるで墓守のようなグールの行動と、密偵活動のヤン、先は読めちゃったけど、悲しい過去がもたらした不幸な現実…やりきれませんね。
(10～12話/サンクトゥス)
荒れた領地で囚われた枢機卿に、幾度も惨い行為を繰り返す残虐な領主。しかし、そんな時でも神の存在を説く枢機卿に苛立つ領主は、さらに…。 この話は、皆が不幸のドン底で、暗く重くて幾つもの悲しい事実が折り重なり、ラストは少しは救いがあるようだけど、ブルーです。

各話、エロより重い話にショックを受けて、一冊読み切ったら、フラフラな感じでした みな、温もりを求めてやまない人たちばかりでした。そういう意味では、タイトル通りのコンセプトだったと思います。

ＢＬとしては濃厚な場面も多く、ストーリーもしっかりしているので、ＢＬが好きな方は満足いく作品かと思われます。

世界観がファンタジックで短めなお話が多いですが、どのタイトルもすっきり終わっているので読み応えはあると思います。


ＢＬでも短めなお話で、濃厚なものが読みたくなった方にオススメです。

古代ローマで奴隷の愛人の座に係わる愛憎劇だけど、ドロドロしすぎてなくて、むしろ切ない！
キレイな絵と難しすぎず単純すぎない話しは、ＢＬ好きじゃなくても楽しめるはず！