SNSで知った作者さま。pixivでも作品がいくつか掲載されていますが、ちゃんと読んでみたいな、と思い手にしました。個人的にですが、国籍に関わらず10代の子たちの救いになっているんだろうな…と感じる作者さまです。この本と出会えたから…とか、
曲があったから救われた、という物の中で…この絵があったから救われた…という様な作者さまの作品。
コメントを見ると、若い子たちなんだろうな…と。日本語が主ですが色んな国の言葉もあって、言語の壁を超えて絵の説明をしたり、感想を言い合ったりのコメントを見かけたりします。
癒し系というよりかは、作者さまの絵は残酷な事実を伝える絵だな、と思うのですが…だからなのか、その絵にコメントをしている若い子たちにとっての、これから社会に出て行く覚悟みたいなものを、作者さまの作品からは貰えるのかな…と思ったりして見ています。
作者さまのそんな物語。読んでいくうちに、出てくる皆んなの笑顔が辛くなってしまって…胸が張り裂けそうになりました。近未来もののファンタジーですが、お話の構成は現代社会そのものです。出て来る人物達が可愛い子供達の様で、思わず抱きしめたくなるのですが、それは余りにもお話しの内容が現実過ぎて、申し訳なくなるからです。
今の子たちが可哀想と間違っても思いませんが…逆に大人の社会はいつの時代も、子供達にとっては何も変わらないんだろうな…と感じる作品でした。
この年齢で作者さまの作品を読むと、お話の中に出てくる子ども達の笑顔に、そのまま笑っていて欲しい…と願ってしまう、色んな意味で辛くなる物語でした。
もっとみる▼