5,6話の表題作は以前に短編の方を購入して読んでいたので、5,6話以外の話を全て購入して読みました。 5,6話の短編のみを読んだ方や前作の「背徳は甘く蝕む」を読んだ方は解っていらっしゃると思いますけど、今回のこのシリーズは
前作の続きで、部屋が汚いという理由だけで双子の兄弟の龍之介と虎之介と成り行きで同棲する杏奈は相変わらずの生活を送っているが、そこに龍之介,虎之介兄弟の父親や杏奈の母親も現れ、『3人』でいる不自然さを指摘され、どちらかを選べという重大な選択肢を迫られます……。 …が、先に表題作となっている5,6話の短編を読んでいるので、前作はどうしてこういう流れになったか解り易かったですけど、どうしてもこの評価しかつけられないですね……。 ストーリーの流れは全体を通して解りましたが、やっぱ…あの終わり方を考えると、どうしても微妙で三十路手前で結婚を考える辺りは解らなくはないが、兄弟の親父や杏奈の母親から言われたことや友人に言われたことは当たっている筈なんだけど、結局どっちも選べない……。 本当にこれでいいのか?と思いましたね……。
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