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けだものたちの時間～狂依存症候群～（分冊版）【第1話】

big brother

（3.7）投稿数338件

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レディコミ

21位

作品内容

人気女性雑誌でモデルとして活躍する平川愛理（ひらかわあいり）は、自宅前でいきなり気絶させられ、あたり一面ゴミに囲まれた部屋に拉致されてしまう。愛理は、自分のストーカーであり誘拐の犯人と思われる男・今井宏和（いまいひろかず）から突然プロポーズされ困惑するが、訳もわからないまま性的暴力を受けることに。トイレも食事も管理される監禁生活が始まり……!?　※この作品は「comic RiSky(リスキー) Vol.1」に収録されています。重複購入にご注意ください。

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作品情報

ジャンル

：女性マンガ

人間ドラマ / レディコミ / 広告掲載中

作品タグ

：モデル / お互いが好き / ギャップがいい / シリアスな展開 / 互いに支え合う / 奥が深い / 幸せな家庭 / 幸せな気持ち / 恋に変わる / 愛情に変わる / 残虐なシーン / 絵が綺麗 / 衝撃的な内容 / 顔がいい

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：ぶんか社

雑誌・レーベル

： comic RiSky(リスキー)

シリーズ

：けだものたちの時間～狂依存症候群～シリーズ

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2019年5月2日

ファイルサイズ

： 6.7MB

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

けだものたちの時間～狂依存症候群～（分冊版）のレビュー

平均評価：3.7 338件のレビューをみる

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高評価レビュー

Banana さん

(女性/30代) 総レビュー数：9件

「共依存」、なるほど…

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 怯えている方も多くいるため、レディースコミックに分類できるのかどうかはちょっとよく分からない、というのは率直な意見です。甘々な展開を期待している方（最初は私もちょっとそう思いました）には受け付け難いかもしれません。

ですが、ここから先は私の感想です。
今まで換金（不適切なものとして処理されたのですみません）ものは読んだことがありましたが、ここまで「共依存」に徹底した作品は出会ったことがなかった。物凄くよかったです。
タグに「社会問題」と付いていたので「なんだろうな」と思っていたのですが、読んでいて納得。最初、誘拐犯の今井はただのサイコパスかなと思いきや、その狂気の裏には、劣悪な家庭環境、そして母親からの性的ぎゃくたいと、確かに現代で指摘されているような社会的な問題がくっついています。加えて被害者である愛理も過去に性的な暴行を実の父親から受けており、本来なら「分かち合えるかもしれなかった友」として出会えたらよかったであろう二人は、皮肉にも誘拐犯と被害者として出会ってしまいます。
読み始めた当初こそ、負の連鎖ゆえの狂気か…？と思いましたが、お風呂のシーンで今井くんの表情を見た時少しだけ泣きそうになりました。一読者として、愛理を誘拐した挙句酷いことをしまくる彼のことを許すことはできなくても、「幼少期にあんなことがなければ…」「歪みは自然に生まれたものではなく、理解してくれる人さえいれば、ひょっとしたらこんなことには…」と思ってしまい、そういう意味では彼の過去に同情してしまいました。
読後「依存しているのはどちらなのだろう」、と浸れるのもこの作品の良いところだと個人的に思います。
久しぶりに超良作に出会えたことに感謝しています。絵も綺麗だし個人的には大好きな絵柄ですし、ストーリーも良い。
これからも買います。

28件

2019年7月10日

ヒカリさん

(女性/50代) 総レビュー数：92件

家族問題、考えさせられる

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ ストーカーものかなーと思って読んでみたら案外深くて読めるところまで読んでしまった。親が獣以下じゃんね…、その壮絶さによく生きて来られたなってレベル。壊れないよう表面を取り繕い、自分の人生を守るため女の子は夢を追って独立。でも生々しい記憶は昨日の事のようにいつも彼女を苦しめる。男の方はとっくに壊れていたんだけど、結局女の子の方が男を手放せず生き延びて…。この人なら！と、幸せになれるはずの結婚も、その優しくてよく出来た旦那(何せ犬男を受け入れた)が、良かれとした行動がみごと裏目に。自分の無念を嫁に押し付けないであげてよ、ここまで実家に寄り付かないってことは何かあるって気づかないのか。結果また女の子はメンタル崩壊、犬男にすがることに。いくら愛があっても全部打ち明けない限り旦那と分かり合うのは無理だよなぁ…。同じ傷を舐め合うことでしか癒されないのだろうな。人はキラキラして見えても、心の中までは見えないものだと改めて思った。自戒。確かに有り得ないめちゃくちゃな展開だけど、未成年の家出や子供の虐/待死などにわかに信じ難いニュースも現実にはあって。女の子はどうか最後は呪縛から解放されて自分を愛せる日が来るように、幸せになってほしい。本当の意味で幸せになって復讐を遂げて欲しい。そして絶対許されない存在だけど、女の子が救われるのに必要なんだとしたら、殺人鬼にまで堕ちた犬男も魂だけは救われるようにと願ってしまう。殺人鬼…ストーカー…誘拐犯…弱い、残酷で最悪な人間。だけど周りの大人がクソすぎて、逃げた先もまた地獄。結局自分には母親(のちに自/殺)しかいないこと、また母親も自分しかいないんだと言うことを子供ながらに思い知り、助けてと叫べない絶望感に泣いちゃうよ本当に。

12件

2023年5月25日

全子さん

(女性/30代) 総レビュー数：3件

Guilty pleasure

日本語が下手だから、英語で書きましょう。This manga is a typical guilty pleasure which is highly relatable to those who had trauma or disruptive experience. Despite the crime and violence part, the thrilling development uncovering characters' growing background is self-explanatory and convincing, which is quirky to read. I like the fluctuation that no matter how sweet and hopeful the scene is, the mentality may suddenly go wrong and that destructs the sense of hope. Scenes can be crazy and mad, but most of the actions and thoughts are reasonable. Personally, it is fun to imagine what can I do in HER situation, though the reality can be pretty tough. The author is kind of genius.

9件

2021年2月25日

kanna さん

(女性/20代) 総レビュー数：1件

考えさせられる作品

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ DV加害者や被害者の心理がよくわかる作品だった。
父からの性被害を受けている娘をなぜ助けなかったのか？と序盤は疑問を抱いていた。DVなどの経験がない私にとっては、実の娘を助けるのは当然なことだと思い込んでいた。
しかし第38話で、母親の「この程度の傷で」「私の時はもっと酷かった」「私は我慢した」「我慢しているのに」という発言と包帯を巻いている母親の学生時代の描写で納得した。母親も、主人公と同じ被害者だったのだろう。家族以外の周りに助けを求めても助けてもらえない、理解してもらえない、汚いと思われたくないと思い込んでしまい、結局誰にも助けてもらえなかったのかもしれない。ただ主人公が母親と違うのは、助けてくれる人の存在に気付けたことと、そういう人に長年の悩みを打ち明けられたことだと思う。主人公には幸せになってほしい。
また本作品は、私のようなDVやモラハラ、性被害とは無縁の世界で生きてきた人間が、心理的安全性を確保できる平和な世界から眺める分にはいいと思う。しかし実際にこのような過酷な環境で生きてきた人・生きている人にとっては、トラウマを思い出してしまうかもしれないので、お勧めしません。あとゴミ屋敷やエログロ描写が容赦なく出てくるので、そういうのも苦手な人は読まない方がいいです。他の方のコメントでもあるように、ものすごく読み手によって好き嫌いが別れる作品だと思います。

5件

2024年5月23日

。。さん

(女性/20代) 総レビュー数：1件

まじ感動

まず本当に読みいっちゃった。涙でた。自分語りになるけど、わたしは性虐○とかは無いけど小1のとき親離婚して中学生になるまで母に軽く虐○されてた。やり返すようになって収まったけどお互いヒス起こしてものに当たるけんか良くしてた。ぱぱと暮らすって話も出たけどそれはなんかやだった。ぱぱは殴ってきたことない、論する感じの怒り方。でも正論言われてわたしが悪いわたしだけが悪いって思うのがやだった。だから殴ってくるままも悪いってことでままの方が好きだったんだと思う。高2のとき彼氏の家居候してから全部上手くいくようになった。ままも何言ってもわたしがやりたいこと貫き通すの知ってたから諦め初めてほんとに喧嘩しなくなった。ぱぱとは元々月1位でしか会ってなかったからそのまま。彼氏と出会ってから心の余裕できたのかわかんないけど母の日、父の日とか誕生日とかプレゼント買って手紙渡すようになった。ちょっとでも感謝を伝えるようになった。いま高３で彼氏とは1年くらい半同棲?してるけど共依存だと思う。すごーくたまにDVされるけどそれが嬉しいって思う。あざとかできたらまじうれしい。これはひろくんとあいりちゃんの共依存かな?まだ共依存が嬉しいって思っちゃう。はじめてこんな続いた彼氏だけど一生一緒にいたいなって思う。いつかゆーくんみたいな人が現れるのかな。まともな恋するのかな

0件

2024年8月18日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ！

1話を読んだときは想像もつかなかった…

編集:鋼女(シーモアスタッフ)

bigbrother先生によるサイコサスペンス的漫画。1話を読んだ時点では、愛理ちゃん可哀想に…早く逃げて…くらいの感想だったのですが、話が進み、宏和(ひろ)・愛理双方の過去や事情が明かされていくにつれ、色々なことを考えさせられ、タイトルの狂依存はこういうことだったのか、と思い知らされました。精神的にも肉体的にも暴力をふるわれるシーンが多いですが、これはただの鬱マンガ・バイオレンスものではありません。読後、心にずっしりと重く来るものがあるのに、読んでよかったというか、こんな人たちがおそらく現実にもいて、どんな生き方をして何を考えているのかを知るべきだったんだ、という気持ちにさせられます。上手く言葉にできないですが…。二人がどのような結末を迎えるのか、最後までちゃんと見届けたいと思います。

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