作者さん買い(紅椿も野干もおススメ)+セール買い(4/18まで)+フォローさん買い(お二人とも、ニーチェと間違われてたり、ロシア系のお話だと思われてたり、クスッてなっちゃいましたよ〜)です。
6人兄弟の長男・希のお話なのですが、もう、希の
言っていることが、分かりすぎて、「俺は…希だ!!」って言ったところで、胸が詰まって涙出るかと思いました。私も妹が生まれて、「お姉ちゃん」になって、最初は嬉しかったけれど、そのうち、妹以外に「ねーちゃん」、「〇〇ちゃんのお姉ちゃん」て呼ばれるのも頼られるのも嫌で、「私はあんたの姉ちゃんじゃない!」って拗ねたりしていました。でも、私がなんで拗ねてるのかとか、周りにはわからないものなんです。そういう意味では、作中において、希のしんどさや寂しさが分かられてないのも何だかリアリティがあります。そんなものなのかなって思います、本人以外にとって(希の境遇の良し悪しは置いておいて…)。やっと自分のことを「ニーチャ」じゃなくて、「希」って呼んでくれる人が現れて、とんでもないこともされたけれど、優しさに触れて…意識し始めた希が可愛いよー。作者さんの描く、細めの線となめらかさが好きですー。本当に、書下ろし含めて、英語タイトルが素敵です。卒業の日=A day I will be yours だなんて、やらしいなぁぁ。
別作品のことになりますが、フォローさん方のレビューに書かれてあった聖書のことやその土地のこと人のことなど、本当に興味深くて、それらを知った上で読み返すとさらに胸が詰まる思いです。。。
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