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青年マンガ
螺旋じかけの海(3)
5巻配信中

螺旋じかけの海(3)

600pt/660円(税込)

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作品内容

「俺たちは誰も祝福などされていない 生きることは ただの呪いだ」

遺伝子操作が産業として発達し、水没した街の残骸では人間以外の動物の遺伝子を持つ者が混在して暮らす世界。遺伝操作を生業とする生体操作師・音喜多の元に様々な事情を抱えた者たちが訪れる――。

死んだ祖父が少年に遺したペットは皆に疎まれるキメラ動物だった――「魔女の語る森」41P。
音喜多の相棒・雪晴、その少年時代そして二人が出会うまで――「烏(からす)を屠(ほふ)る旅」91P。
2編を収録。

アフタヌーン掲載後単行本未収録だった「魔女の語る森」、描き下ろし長編「烏を屠る旅」
作者私家版として、3年半ぶりの続刊!

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レビュー

螺旋じかけの海のレビュー

平均評価:4.9 39件のレビューをみる

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高評価レビュー

バイオSFの傑作
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 読みホから。
一気に5巻まで読み終えて、改めてタイトルを眺めしみじみ感じ入っています。とにかく良作間違いなし。
星雲賞にノミネートされただけあってバイオSFの傑作だと思います。

近未来ディストピアとキメラの取り合わせで、シリアスな題材をコミカル混じりで描くのはルパン3世っぽくて馴染み深いです。
1話2話と謎も多いが面白く読み、3話でガツンときました。しかしそれも序の口だったかのように物語はどんどん深く濃くなっていきます。

まずキャラがイイ。くたびれたオッサン主人公をはじめ、それぞれが深刻な事情を抱え、それゆえに魅力的で、人物が立体的に生身で迫ってきます。

また、現実社会に物申す!ようなセリフがイイ。マズイことを言い当てられた気まずさと、良く言ってくれた!と思う爽快感と、両方とも含んでせめぎ合いながら胸にズシンと降りて来る重みと。読んで息苦しいのに高揚感があるような不思議な感覚になりました。

そして、専門性に裏打ちされた世界の設定が素晴らしかったです。なぜ世界はこんななのか?なぜ主人公はこうなってしまったのか?初めからあるモヤモヤを上手く隠しながらも、読み進めるにつれて明かされていきます。1話読み切り方式ですが、どんどんと自然に物語に埋没していける感覚が気持ちよかったです。

社会問題や医療技術の可能性、そこから派生するだろう闇、人とは?命とは?の問いかけ。自己の存在意義。様々な視点で読めると思いますが、やはり人情の描き方がピカイチでした。何度も涙する場面がありました。
いいね
19件
2025年2月15日
一気に読んでしまいました
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 近未来の遺伝子操作が一大産業となっている世界のお話。
治療のために開発された遺伝子操作が暴走し人間以外の動物の遺伝子を持った者が世代を超えて出現する事態になるが、その頃には異種体組織が一定以上だと「ヒト」として保護されなくなるという法律ができている、という展開。しかし、人為的に作られたものが原因なのだからこれは公害や薬害なのではないかと思うが、結局世界は権力者の都合のいいように変えられていくということか。
医師である作者の専門知識に裏打ちされた細かな設定が物語にリアリティを持たせています。
異種化に苦しむ人たちの苦悩や切なさが描かれるとともに時々コミカルな要素もあり重苦しい雰囲気ばかりではありません。生体操作師として苦しむ人たちを治療するオトを見ているとブラックジャックを思い出します。
「ヒトとモノの境界はどこか」「人間と他の生物を区別するものは何か」、医療技術が進歩している今この作品のテーマとなっているような医療倫理的な問題はすでに起こり始めているのではないだろうか。各国が倫理的・宗教的な理由で規制しているが、ひとたび政情不安や独裁国家などになったら権力者に都合のいいように変えられてしまうのではないか、そんな怖さがありました。
全体としての起承転結もしっかりしていたし、一話毎にもドラマがあって切なさや感動で何度もウルウルしました。素晴らしい作品でした。
いいね
3件
2025年3月30日
世界観がステキ
遺伝子操作が発達しすぎて、複数の動物のキメラが人工的にも潜在的にも産まれる世界のなかで、人と複数種のキメラである遺伝子屋さんと相棒とが、いろいろな混合種と出逢ったり別れたりするお話でした。
人がベースならどこまでが人なのか。
動物ベースなら人ではないのか。
ワニの話が一番泣いた。
3巻が短めでもっと読みたいですが、キレイにまとめられていて良かったです。
これ、蟲師レベルのアニメでみたい。
生と死だったり、人とそうじゃないもの、いろいろ考えされされるお話でした。

4巻購入したので追記。
これ商業でしないのは出版社の都合なのか、作者さん側なのかちょっと気になる。
続きまた楽しみにしてます。

5巻まで読了して追追記。
高評価なのがとても嬉しい。Xでは完結と仰られてますが、続きがあれば心から読みたい。5巻は主人公の出生をふくめたお話でした。
死ぬことは、生きることは、生きる意味は、色々なことを考えさせられて、そのこたえを作者さんの感性で伝えてくれている巻。お医者さん(外科医)ならではの見方で、死生観で、よくエンタメにして最後まで描いてくださったと。
何回読んでも1巻のワニが好き。
いいね
3件
2021年5月3日

最新のレビュー

蟲師や夏目友人帳を思い出す名作オムニバス
単話または数話完結で、心に響くストーリーが詰まっています。全てがハッピーエンドとはいかないもので、悲痛な終わり方に心が痛むお話もありますが、心がすくような爽快なお話もあり、大満足です。
いいね
1件
2025年4月17日

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