シーズン1ではシタ夫からサレ妻が見えなくなり、2ではサレ妻からシタ夫が見えなくなります。逆パターンで、どちらも第三者の催眠術?(そうとは明言されていない謎現象)のせいなのですが、これは「相手の存在感が薄くなり
不必要になっていく」ことの比
喩だと考えられます。1のシタ夫は不倫相手に夢中で妻はどうでもよくなっている。2のサレ妻は浮気を繰り返す夫に嘆きつつも心の底では見限りつつある、という意味では?
1のサレ妻が不可視になれば、透明人間のように相手の観察が自由自在。自分がいない時の夫は実は別人のようだったと。また2のサレ妻は夫が不可視の状況を途中から快適に感じ始め、逆にまるで自分がいないかのように妻に振舞われるシタ夫は焦りだす。「見えなくなる」ことを
通して両者の心理や心境の変化が炙り出されていて面白い。いわゆる浮気→制裁パターンの不倫モノより内容が深いと思いました。どちらの夫婦も「かつてそれは愛だった」ことを思うと、壊れてしまった現実に最後悲しくなりました。どちらもまだ愛はあったはずだから。
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