その流れで期待して読み進めていくと、話が進むほどに勢いがなくなっていく感じ。
ヒロインの王女は他になかなかない感じのキャラクター造形で魅力的なのだが、他のキャラクターがそれに霞んでしまうくらいには魅力が足りない。
特に主人公の魅力不足は
致命的で、別に物語の展開に重要なことを全くしていないわけではないのだが、どうも話をけん引しているように感じられないというか、周りの女性たちが何かしらドラマを展開してその状況に流されているだけみたいに感じる。
第一話が面白さのピークであり、その後の話は惰性で展開しているようなもので、当初の勢いのあるうちはまだ面白いが、3巻時点では再度勢いが付く展開があったかと言えば微妙なところ。
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