リアルな設定のVRゲームというのは面白いのだが、NPCがどう読んでも自立した意識の下に活動してるようにしか見えないのが非常に気になる。序盤こそ敵の行動パターンとかちょっと気にしてたっぽい描写があるものの、すぐにそういった描写はなくなりゲーム
というよりも異世界にいるのと変わらない描き方になって、ゲームである意味がほぼほぼ感じられない。主人公の言動に対して生きているとしか思えないような反応を返されると、どんなシステムで動いてるんだこのゲーム状態である。まぁ面白いのは主人公(とその弟子のヒロイン)の無双っぷりなので、問題ないといえばない。ただ、それなら異世界転生とかでも全く問題ないよねという別の問題が発生するわけなのだが…。
上記のことを気にしないようにすれば、無双ものとして普通に面白い。ただ、『NPCが生きてるようにしか見えない問題』のせいかは分からないが4巻で打ち切り。VRゲームものはさてこれから面白くなっていくぞ的なところで○○の冒険はこれからだエンドになるパターンがけっこう多いが、この作品もそうなってしまった。残念。
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