現実にもある事だと思う。悲愴。貧困や家庭による困難とBL。BLというより、片田舎のリアルな貧困とゲイの話かも。私は、こういう現実は非常に身近な育ちなので慣れ親しんだ空気だけど、亮太のような普通の家庭育ちなら読むのもツラいだろうと思う。秋平の
ような環境に対してできることは何もないけど、こういう現実があると『知る』事、『関心を持つ』事を止めないでほしい。何もできない外野にできる唯一の事だから。普通の人から見たら、亮太のいう『かわいそうな』現実から目を背けずに知ってほしい。そして、勇気と準備が整って、助けを求められたら手をさしのべてほしい。秋平と亮太の未来に幸あれ。技術的な面について、コマ割りに派手さはないけど、見づらさや戸惑うことはなく、ベーシックで好ましいです。作画は、表情や顔にぎこちなさはありますが、体や全体像を描くのが上手いので私は気になりませんでした。作者さんが漫画に対して真摯に取り組んでるのか、巻を追うごとに上達する様が解る。
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