仕事に情熱を傾ける葵は、キャリアと結婚生活の両立を夢見ていた。
その夢は、裕との出会いによって実現するかに思えた。
幸福な結婚生活を手に入れたかに思えた葵だったが、
コロナ禍によるリモートワークで二人は徐々にすれ違い始める。
裕は日常の雑務や自らの業務も葵に押し付けるようになり、
昼食の準備から手紙の投函、プリンターの修理まで葵の負担となっていった。
そんな細かい仕事の積み重ねにより、
肉体的にも精神的にも限界を迎えた葵は裕に対し変革を求める。
しかし、葵の期待とは裏腹に、裕の反応は予想外のもので──!?