このレビューはネタバレを含みます▼
攻めは幼い頃からサイコパス(境界性パーソナリティ障害)だと医師に診断されており、受けに異常な執着を持っています。
元々ギャンブルから多額の借金を背負った受けを攻めが拉致監〇禁する所から物語は始まります。
そこでこのタイトルの「クズ」というのが受けに当てはまるのであればクズとまでは言えないかなと思いました。ギャンブル依存症?でお金にはだらしないのかもしれませんが…親族や友人に無理やりお金を借りたり、犯罪行為でお金を得ようとしたりもしていません。金銭面を除けば普通に善良な男性に見えます。
タイトルに「クズ」と出すのなら本当にクズであって欲しかったし、そんなクズが無理やり快楽堕ちさせられる所が読みたかったです。また、この受けは二形のようなのですがそれも二形にする必要あったのかなと疑問に思いました。せっかく二形にするのならその特性を活かした攻め方とか少しでも見たかったです。
絵も綺麗で読みやすくサクサク読了出来ましたが、
もう少し攻めの執着であったり、徐々に快楽堕ちする場面の見せ場があっても良かった。こういう監〇禁物の最大の見せ場が快楽堕ちだと思うので案外あっさりというか、あっさり堕ちる割には精神的には余りダメージを与えられていなくて消化不良な感じ。。
全体的に物足りない感じになっているのが、更に面白く出来そうな作品だったのに勿体無い印象を受けました。