「結婚を前提に、俺の使用人になって欲しい」
ロマンチックとは程遠い言葉でプロポーズを受けたエルシャ。
口下手なハインツの元で専属メイドとして働きながら、こっそりと愛を育んできた。
貴族であり軍師という立場のハインツと使用人のエルシャでは、どうやっても埋められない身分差がある。
ハインツの兄・レオナルドの結婚がまとまり家長となれば、次男であるハインツは家を出るため、エルシャと結婚できる…と希望を持っていた。
プロポーズから2年の時を経て、ついに迎えた兄の婚約発表の日。
ついにこの日が来たと喜ぶ二人に告げられたのは…。
動揺するエルシャと怒りに震えるハインツ。
前途多難な二人にさらなる試練が襲いかかるーー
※この作品は「Pinkcherie(ピンクシェリー)vol.64」に収録されています。重複購入にご注意ください。