「……あ、あぁっ……嫌よ、もう……こ、こんなの、やり過ぎだわ……
ねえ、もう、こ、これで終わらせてちょうだい……!」
小さい頃から近所のお姉ちゃんのことが好きだった。
でも彼女は年頃になると結婚して家を出てしまった。
仕方ないと自分の想いをしまうことにしたが、一つ許せないことがあった。
彼女は僕の兄と結婚したのだ……。
兄はかつてバイトをしながら売れない小説家をやっている僕をバカにしてきたのだ。
ある日、そんな兄が勤め先を解雇され、生活を行き詰まらせてしまう。
一方、ようやく小説家として売れ始めていた僕は生活に余裕が出てきていた。
プライドの高い兄は、実家にこの事を隠しつつ、
再就職できるし、その際には十分過ぎる礼金も払えるから世話をしろ!
と大威張りで僕の家に転がり込んできた。
そこで僕は考えた。これくらい、してもいいだろう。
大嫌いな兄の生活の面倒を見てやるのだから、
大好きだけど、あんな男と結婚した憎いところもある姉さんが相手なのだから。
「姉さん、服を脱いで。裸になってよ。どうしてかは、わかってるだろ。
……どうするんだよ、やるのか、やらないのか、はっきりしてくれるかな」
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