このレビューはネタバレを含みます▼
よくある身代わり婚モノのように始まるが全然違った。先ず身代わりをさせる令嬢は、自分を慕ってくる健気な孤児がかわいそうになり、最強の味方になります。何人もの側室候補を後宮の陰謀(黒幕は皇太后)で死なせている皇帝は、死を全く恐れない主人公に絆されます(チョロいです)。皇帝の唯一の側近である騎士も孤児で、実は皇帝の息子のようだが、本当の息子なのか、誰の息子なのかまだ分からないというところまで読んだ(42話)。そもそも最大の謎が、皇帝はどうやって皇帝になったのかである。皇后の座を狙うのが前皇帝の皇女ということは、皇帝は前皇帝の皇子ではないのだ(そもそも年齢が3桁という人外)。主人公のピンチを助けに後宮にやってきた姉は、主人公の身代わりに教会から神託を受け「皇后になる」と言われます。姉が皇帝の義?息子と恋仲になっているということは、やはり息子がいずれ皇帝になるのだろうと予測させます。と、ここで休載のお知らせか。設定を再構築するらしい…。え、やっぱ辻褄合わなくなってきちゃったのかしら…?しかしその後ザクザクと再連載始まっていたので立て直せたようです。よかった。
このお話の見どころは愛に飢えた主役4人の執着4すくみです。
主人公→姉・皇帝 (息子に嫉妬)
皇 帝→主人公・息子 (姉に嫉妬)
息 子→皇帝・姉 (主人公に嫉妬)
姉 →主人公・息子 (皇帝に疑念)