あの時のキスから、私の中で何かが変わった――…
屋敷から抜け出そうとしたところで妖に攫われ、血を抜かれ瀕死の状態だった美月を救ったのは、またもや零司だった。彼のやさしいキスとともに何かが流れこんでくるのを感じる。それが何かを理解する前に美月は気を失い、再び目を覚ますと、つきっきりで介抱する零司の姿があった。自分を癒やすために力を使ったためか、戦いで負った彼の傷は生々しいまま。美月はその姿に心を打たれ、零司に自分の精気を吸ってほしいと伝えるが…彼は血をすする以上に効率的に精気を吸収する方法があると言う。それは肌を合わせること、つまりキスやセックスだ。驚く美月をよそに零司は遠慮なく全身を撫でまわし、敏感なところを刺激して、美月が今まで知らなかった快感を与え続ける…!