「アイリーン=テンペジア。お前との婚約を破棄する!」
突然無実の罪を着せられ、婚約を破棄されたアイリーン=テンペジア。
お前のような女が王妃になれば国が滅ぶと『魔の森』へ追放されることに。
魔力を封じられ、武器を持つことも許されず、死と隣り合わせの絶望の中で魔の森へ到着する。
そこで目の前に現れたのは、見目麗しい青年の魔物だった。彼は奇妙な誘いを伝えてくる。
「母上、どうか僕と共に魔王様の元へ来てくださいませんか?」
突然、魔界の王に呼ばれ戸惑うアイリーンだったが、意を決して彼の元へ向かう。すると、思いもよらない一言を告げられ――…!?
人間界で誰にも認められなかった悪役令嬢と、孤高の魔王様が紡ぐ――唯一無二の甘い愛の物語。