知らなかった。旦那様がこんなに欲情するなんて── とろキュン初夜に溺れちゃう♥えっちで甘い読み切り5編 カバーイラスト:haruka 【収録作品】「黒の商人の恋慕 ~甘く蕩ける契約婚~」颯一郎 「黒の商人」と噂されているギルバートのもとへ嫁ぐことになった商家の次女・グレース。多くは求めない、ただ結婚するだけでいいと聞かされ、グレースは形だけの婚姻を受け入れることに。けれど寝室は一緒。そしてギルバートから「触れてもいいか?」と聞かれ優しい愛撫が始まり――!? 「恋に落ちた旦那様 ~その独占欲、もう我慢しなくていいんです~」フミマロ 家のための婚姻。けれど、妻として支えたいと一心に思うクララは、夫のフェリスをよく気に掛けていた。フェリスはクララからの優しさを受け入れ、徐々に愛情を抱くようになる。ある日、フェリスは屋敷に駐在中の騎士と談笑しているクララを見かけ、独占欲を隠しきれなくなり―― 「貴方と唯一の悦楽を ~吸血鬼様へ甘美なカラダを捧げます~」野宮しの 「血契婚」。それは吸血鬼と人間が共存をするための契約。「血契婚」の花嫁に選ばれたセレナは、吸血鬼であるヴィルヘルムのもとへ嫁ぐことになった。セレナは食糧として満足してもらえるよう奮闘するが、なかなか相手にしてもらえない日々を送る。そんなある日、セレナは足を怪我してしまい、ヴィルヘルムに看病をしてもらうことになるが――? 「触れあってから始まる恋情」山田きよの レオ・クラーセンとの契約結婚により没落の難を逃れたメルシェ家出身のアリシア。そんな利害の一致による結婚は挨拶こそあるが、レオからアリシアに触れることは一度もなかった。ある日、クラーセン家のわだかまりを聞いてしまったアリシアはレオに離縁を求めることに。しかしレオはそれを拒み、アリシアへの本当の想いを吐露する。 「人質王女は過保護な殿下に愛される」おのまい 母国のための政略結婚を受け入れた王女・フィオナは、隣国の王子・レオンハルトのもとへ嫁ぐことに。不安な気持ちとは裏腹に優しく出迎えられ、ゆったりとした生活を送っていた。ある日、母国からの手紙から、レオンハルトが母国の借金を肩代わりしていたことがわかり、レオンハルトに詳細を聞くが――?