ヒロインは「私の周りは私が知っている人間ばかりよ/私が知らない人間に私は会ったことない」、筋金入りの箱入り娘。
彼ビリーがヒロインとの日々に次第にのめり込んで行く中、何も知らないヒロインが真実を知る日が、まるで膨れ上がった風船の割れる日み
たいにクライマックスを怖れる気持ちにさせられる。
束の間とは言え精一杯楽しんで、お互いもう忘れられるはずがない。
お兄さんが妹思いの一本でキャラが貫かれているため成り立ち得たキュートなストーリー。
普通は仲を引き裂かれて、一生人生を交わらせる機会から遠ざけられる。
だがここはHQ!
角張った顎が私にはちょっと印象が強すぎ、ビリーの少年時代のほうが可愛らしく、少年時代の苦労が今の人相に繋がるのは別の説得力があるけれども、私には微妙に主人公の心境に入り込みづらかった。
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