幼くして老マイトナー侯爵の元へ嫁ぎ、侯爵夫人としての人生を強いられてきたコーネリア。夫の死によってようやく手にしたはずの自由も束の間、後継者不在による爵位返上の危機という冷酷な現実が彼女を襲うことに。一文無しの没落を避けるため、彼女は夫の葬儀に現れた魅力的な三人の男を誘惑し、後継者を身籠るという前代未聞の計画を画策する。その標的となったのは、純真な平民の医学生、アイザック・ドース、華麗な弁舌と類まれなる閨房術で貴婦人たちを翻弄する放蕩な詩人、リチャード・ベッテンハウィー。そして、コーネリアを屈服させようと野心を燃やす征服欲旺盛な若き公爵テオドール・ベルタインだった。打算から始まったはずの誘惑はやがて制御不能な熱を帯び、三人の男たちは時間が経つに連れ正直で不敵なコーネリアの魅力に抗う術を失っていくのだが…。