愛を信じて結婚した男性にとってはトロフィーワイフでしかなかった。子供を望んでいても仕事を理由に拒否されて、しかし愛人は身ごもっていたことのショックは如何ばかりかと 胸を締め付けた。心の平和と 生母を求めてフランスへ降り立ったヒロインダイアナ
。そこでヒーローアントン伯爵と出会った。彼は一目ぼれだったようだが自覚はもっと後。ダイアナの態度に違和感を持っていてなかなかロマンスにはつながらない。ダイアナも実母が気がかりで展開はスロー。だけれど、作画にはダイアナにキラキラ効果が施されていて 何だか妙な違和感がある。まぁそういう事なんだろうと想像はしたのだけれど 他の作家の作画では見たことのない効果の付け方だったのでそう思ってしまった。けれど、キスしてもアントンの表情に変化なし ん?何故?そこにトキメキが欲しかったと思う。最後の最後まで心のつながりを見出すところまで進まず、アントン側の理由でダイアナを切り離そうとする始末。が、実母探しとソフィーの悪手の解明でハピエンとなる。フランス伯爵の邸宅や人物がそれらしく描写されているのはこの先生の特権と思うが私には硬く、堅く思えてしまった。
もっとみる▼