作者様買いです。表題作のタイトルにつられて購入しました。村の風習で数え33歳になると行われる生前葬。白雅の生前葬に呼ばれた圭司は、従兄弟でもあり、白雅に片思い中…という設定なんですが、期待していたよりは、物足りない感じがしました。生前葬は、
帰郷のきっかけにしか過ぎず、あまり活かされてない印象で、恋とはかけ離れています。ぶっちゃけ、生前葬でなくても?と思いました。
2話目:田舎に飛ばされたお巡りさんとキツネくんの恋。振り回されながらも、落ちてるお巡りさんが良かったです。キツネくんがやたらと可愛いな。
3話目:水神様の子孫ミズハくんと、彼を守るようにいてくれる結くんの恋がウブウブと可愛らしい。水神様の舞が美しく、神々しい姿にホレボレしました。自分の持つ不思議な力に悩むミズハくんに、お父さんの言葉が印象深く、胸に刺さりました。そうなんだよ、生きてる限り自分にやれる事をやるしかないのです。医の道に携わりしんどくとも、やるしかないのです頑張ろ。頑張るしかない。なんか勇気もらいました。
4話目:この二人をもっと見たかったなぁ。片思いの相手(小学校からの付き合い)と、月に一度の食事。どんな思いで誘っているのか、想像すると切ないけれど、嫌われようと虚勢をはるのはもっと切ない。だけど、一途な想いは報われるんですねぇ。長編でゆっくり読みたいストーリーです。良かった。
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