タイトル通り3巻で完結です。私はせめて5巻ぐらいまでは見たかった・・・それぐらい設定は作り込まれていたのに3巻で終わらしたのは何故なんでしょう(泣)
ストーリーは植物が地上から消えて100年後の世界。唯一残った植物は「シニガミ」と呼ば
れる人の命を栄養にして咲く巨大な毒の花。主人公はそのシニガミに感染した人を治すドクターです。1巻は紆余曲折ありつつ普通に人助けの話です。
2巻から「打ちきり決定したの?」と思うぐらいに展開があれよあれよと進み、他のシニガミドクター達やシニガミを研究している基地である極楽苑も巻き込んで大きな事件が起こります。
相対する敵の首謀者は前触れもなく2巻から颯爽と登場。
これ、チラチラ挟みつつもうちょい引っ張ってからの登場で良かったんじゃないのかなー?と願望混じりつつ思いましたw
個人的に良かった点はキャラの見た目がどストライクだったこと。描き分けも上手で混乱するシーンはなかったです。表情の表現の仕方も多彩で、悲しい顔の描写は見ていて切なくなります。
構成も良かったです。花の咲くシーンは圧巻。綺麗とも禍々しいとも思える何とも言えない美しさが表されていました。
脇役の方の性格もきちんと個性が出ていて良いし、本当にもうちょっと見たかった作品です。
最後に気になったのは作者さんの名前。「からからけむり」さんと言う可愛らしい名前にちょっとほっこりしました。アニメ化されたら嬉しいですね。見応えがあるものになるんじゃないでしょうか。
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