生活出来る場所と金が欲しい。1人だけ犯せば良い。最初はそう考えていた亘の心の奥底にあった欲望が目覚めた時、彼の考えは変わった。実家を家出同然で飛び出した亘は、直近の生活と金の為に仕事を探していた。そこで見つけた日給2万円のバイト。謳い文句に心躍らせながらも、仕事内容が書かれていないことに不安を持つ亘だったが、自分の為だと言い聞かせ、その仕事に応募する。そしてそれは亘の想像を絶した仕事内容であるとともに、気付かずとも亘の人生の分岐点をもたらすことになる。もし仕事を受けなかったら。1人で止めていたら。…一度目覚めた欲望は眠ることはないのだ。