絵で決めてます。某中古本で先生の素敵な絵柄に一目惚れ。それで、作品集を読みたくなりました。だ〜い好きな顔、立ち姿、ポージング。HQに期待するロマンチックさに不可欠なキャラを描いてくださるので、見とれながら話を味わうのです。
千家先生に
責任ありませんが、この作品集、ことは簡単なのになぜかこんがらがって、ヒロインの意地?、過度な怯えや頑なな男性不信、仕方ないとは思うけれどそれでもどこか面倒臭さが随所にあります。
男性の差し伸べる手にも。拭い去れぬ不信感からくる拒絶。好きになっていってるのになお嫌がる。その理由がストーリー中に語られているとしても、そこは面倒臭い。
美しい絵になるシーンを見て楽しむこともいいですが、無駄に夜にベタつきがあるかと思えば、結局愛がない愛されてない愛してると言われてない、確信が持てずにここで思考ストップ。相手の話をきちんと聞く場がない割に、えんえんと愛されてないと思っての空回りとやり過ぎ。行動と言葉、態度や雰囲気も人は何かを表現するもの。登場人物ほぼ全てがため息の出るような流麗な線と気品のある顔立ちで、上流社会や苦しくとも誇りを失わない姿などでストーリーを盛り上げられる分、ストーリーのもたつきが惜しまれると思う。
でも、眺めるだけでも満足なところがあります。だから、幸せは幸せに、夢のようなことは夢のように、その分楽しんだので星はこの数にさせていただきました。
「麗しき愛人」での、「悪趣味」なほど夥しい宝石を身に纏っての写真撮影シーン、ここは、原作を知らないからコミックのみで感じることなのでしょうが、余分?それこそ悪趣味?なまでの唐突感を覚えてしまいました。
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