新人体育教師の飯島先生×年上で小柄な現文教師の舘先生のお話で、表題作全5話+短編1話+表題作と短編それぞれの描き下ろしで合計230ページ。
表題作は、飯島先生がお酒に酔って舘先生に告白し、その後も色々スキンシップがあって、ようやく舘先生も
意識しだしたと思ったら酔った飯島先生はコトのほとんどを覚えていなかったという。飯島先生が普段は無口で無愛想なのに、酔うと本音がダダ漏れなのも面白かったけど、あれだけ舘先生を振り回しておいて全然覚えていないというのは舘先生が少し可哀想だったかな。舘先生も普段言えないことをお酒の力を借りて踏み込んでみたり、真っ直ぐだけど不器用なところが可愛いなぁと思いました。確かに酔うと全く覚えていないというのはご都合主義的な気もしますが、私は逆に「お酒」というキーワードを使って上手く纏まった作品だなと思いました。会話が足りない二人にイライラしたりモヤモヤしたり、感情移入しながら読めたと思います。
同時収録の短編はヤクザ×大学生のお話で、短い作品ですがこちらも良かったと思います。続きが気になるCPでした。
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