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このレビューはネタバレを含みます▼
表紙絵の通茂は、横向きな為か些か筋骨隆々に見えなくもありません。実際は細身で麗人なのに、袴を身に付けている所為もあって、武人観がかなり感じられます。
百年前の化け猫騒動の曰くが有る妖刀に紅蓮と名付けた大猫を軽々と載せているので、武芸の達人であることもあり、見る人が見れば判るのでしょう。
通茂は、身近にいる祖母の貞樹院や家臣の小森新右衛門や使用人の辰吉と八重とお泉以外の人には関心がないのです。
自分の屋敷にいる月影、紅蓮、牡丹の他屋敷に出入りする猫達や自分を頼ってくる猫達等が安寧であることが彼の唯一の望みなのは間違いないでしょう。
人は性根が真っすぐではなく、無駄な欲望を持ちすぎているので、もう、金輪際付き合いたくないのです。
正直で噓がない真の心を持った猫だけが彼の唯一の縁(よすが)足り得るのかもしれません。
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BLじゃない!けど、面白かったです
3人の守り役のうち、お若い二人がカップリングかな?と80ページあたりまで思ってました。が、一向にその気配はなく、でも話は面白い、という訳で、後半は普通の江戸物小説として楽しみました。
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