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今月(9月1日~9月30日)
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シーモア島
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2025年の猫さっ処分数は4,866頭




2026年9月13日猫ボランティアの方々や行政の尽力の甲斐があって、昨年の全国の猫さっ処分数は4,866頭になりました。
2002年には、約27万頭の猫がさっ処分されていました。
それが、2015年には、約10万頭に減りました。
それから十年の時を経て、漸くここまでさっ処分数を減らすことができたのです。
これは、問題意識を持ったボランティアの方々が、それぞれの自治体に働き掛けたから実現できたのに違いありません。
「飼い主のいない猫」という言葉は、余り聞いたことがありません。
けれども、「地域猫」や「さくら猫」という言葉については、多くの人が知るようになりました。
地域の人が餌をやっている「野良猫」を 、Trap (わなを仕掛けて捕まえて)、Neuter (避妊去勢手術を施して)、Return(元いた場所に戻す)という一連の流れで、数年後には「地域猫」「さくら猫」のどちらも自然にいなくなってしまうのです。
表紙の写真の猫は、たぶん野良猫ではないでしょう。
野良猫は、こんなにも綺麗な顔と身体をしていません。
ケージの中に入れられて香箱座りをする程肝の座った野良猫はいないでしょう。
うっかりつかまってしまった飼い猫のようです。
その後自分の家に帰れたと思いたいです。
後は、昨年一年間に交通事故に遭って死んだ22万匹もの猫を、これからどうやって減らしていけばいいかという課題について向き合わなければなりません。 -
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一瞬を切り取った表紙絵に探す物語




2026年7月25日ヤマシタトモコ先生の作品の中で、一番惹かれたこの作品を読みました。
私は、小説を主に読みます。
小説の読み方と漫画の読み方は違っています。
漫画で描かれている人物は、一瞬一瞬を切り取られています。
連続して描かれていないにもかかわらず、読んでいる私達は、描かれていないものまで補って完成したものとして読み取ります。
漫画家が意図したとおりに動きと言葉でほぼ正確に読み込んでいきます。
ヤマシタトモコ先生の望み通りの世界に浸ります。
『その火をこえてこい』には、B'z 若しくは稲葉浩志氏の歌『炎』が脳内再生されながら読みました。
どの短編も自分の好きに読んでも、ある程度は赦されるのだと思います。
読む度に目の付けどころを変えれば全く違った風にも受け取れます。
十八年も前の作品ですが、手描きですべてを熟すので、実に味があります。
手仕事の素晴らしさを堪能しつつ、何度も、時々、読み返そうと思います。 -
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各章の模様の絵図面を観てみたい




2025年10月12日針と剣 縫箔屋事件帖も早第三巻になりました。
今作では、主人公おちえの好きな花桔梗が表紙絵に描かれています。
殆どが機械化された現代では、縫箔のような手仕事による衣装や小物は限りなく贅沢品になるでしょう。
もっとも、江戸時代でも縫箔を施された衣装を身に纏えるのは限られた人々だけでした。
庶民には高嶺の花どころか一生目にすることも叶わないものでした。
江戸時代の度重なる大火や江戸時代以降の震災や戦災によって、貴重な衣装の殆どが失われてしまったと思われますが、美術館等に保管展示されて見ることができます。
第三巻では事件は起こりますが、凄惨な場面がないだけでも少し落ち着いて物語を愉しめます。
人の巡り合わせの不思議さを感じさせて、物語の流れと終わり方に納得がいきました。
既に第四巻も発行されているようですので、楽しみです。
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朱に交われば赤くなるという古今東西の真実




2025年10月11日人には友が必要だという考えがあります。
確かに、お互いに心の支えとなり人として成長できるような関係を築くことができるのならば必要でしょう。
そういう間柄の友であれば、終生の友として誇れるものでしょう。
けれども、往々にして複数の人が絡んでくると、それは最早友と呼べるものではなく、大勢の意見に釣られて自分を見失ってしまうことが多々あります。
そして、大勢で良いことをするのならまだしも、大抵は良くないことをしてしまいがちです。
何時の時代でもそうやって若い者は身を滅ぼしてしまうことがあり得るのです。
何故なのでしょう?
一人ではできないことを数人寄ればできてしまうのは。
責任の所在が曖昧になったり、気が大きくなるからでしょうか。
今作でも、一居の観察眼と推理力は冴えていました。
おちえの勘と虫の知らせにも侮れないものがありました。
悲しい物語ではあるのですが、若い真っ当な人達を見ていると心が平静になれます。
何時ものようにおちえと母親の滝の会話に和まされました。
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想像も及ばない帝室宮殿について知れました




2025年10月4日青井秋先生の表紙絵と登場人物紹介のイラストが素的なので、思わず読んでみたくなりました。
歴史上のことは、諸先生方が平安時代について様々な興味深い物語を書いてくださっているので、大まかなことは知っていました。
けれども、近世においてはどのような人々が如何なる仕事をしていたのかは、ほとんど知ることはありませんでした。
今回、小田菜摘先生がこうして波瀾万丈な物語を書いてくださったので、建物や衣装や人々の人となりに思いを巡らせながら愉しく読みました。
内容について話してしまうと読む楽しみが半減してしまうので、触れないことにします。
まだ物語は続いて往きそうなので、しばらくの間、この世界観を楽しめそうです。
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実話に近い物語だとすれば武家社会は歪




2025年9月30日表紙絵と試し読みに魅かれて読んでみました。
余りにも話が入り組んできて、迷路に入り込んだようで話が視えなくなってしまいました。
結局は、曖昧な処で話が終わってしまって、納得のいかない物語の展開になりました。
尻切れ蜻蛉のようで、肝心なところが判らないままです。
いえ、武家社会の人の命を何とも思わぬ非情さがまざまざと知れて怖くなってしまったのです。
虚しい日々を送った主人公達の数年間は一体何だったのかと思わされました。
彼らは取り敢えず、手に職は付けたものの、足元から崩れ落ちるような不如意な生き様になってしまったようでした。
この作品を読むために支払った金額と費やした時間と行き場のない空しい思いを一体どうすればいいのでしょう。
読書は娯楽の側面があるので、読者の意に添う作品作りをして貰いたいものです。
充実した読後感のある作品を読みたいと切実に思っています。
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気高さを持った野良猫に惹かれたキャリア




2025年9月27日主人公の小塚利翔(こづかりしょう)を二年前に公園で見掛けた佐光匡英(さこうまさひで)でした。
恐らくその時にも利翔のことは鮮烈な印象に残ったのでしょうけれど、その後に続いた出来事によって、彼の存在は深く心に刻まれることになったのでしょう。
本文中に書かれてはいませんが、この二年間の間に、恐らく空き時間には自分自身で利翔の動向を探り、時間の余裕がない時には人を使って利翔の日常を把握していたのでしょう。
そうでなければ、どうして、利翔が困った状況に陥った処に上手く出くわすことができたのでしょう?
偶然とか縁があったとかいうものではないです。
例え利翔の生活範囲が新宿に限られていたとしても、偶然に出逢うことはほぼ考えられません。
実際に、現場で利翔が二人にやられているのを近くで視ていたのです。
そうして、利翔がどのように立ち回るか観察していたのでしょう。
その後、利翔の懐に入り込んで上手く懐くように仕向けて行ったのです。
利翔の生い立ちを見れば解りますが、彼にとって女性は利用はしても恋愛の対象には少しもなっていません。
身近に男性の手本となるような父親や教師等が居なかった為か見た目も中身も優れた男性に対する憧れを人一倍持っています。
それで、初めて出会って突然に身近な存在になった佐光に惹かれることになったのでしょう。
仕事の面では非常に習うべきことが多い佐光ですが、反面日常生活は維持管理能力が欠損しているのも愛嬌があっていいのかもしれません。
寧ろ、日常生活は利翔の方が色々と秀でています。
利翔は、これから様々なことを学んで魅力のある出来る男になっていくのでしょう。
佐光にとっても利翔は育て甲斐がある漢だと思います。
今後公私ともに離れがたい存在になっていくのだろうと思われます。
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