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みずのいろ。
BLマンガ
みずのいろ。
1巻完結

みずのいろ。

700pt/770円(税込)

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210pt/231円(税込)

作品内容

生と死が隣り合わせの街「天国」。
記憶のない少年・礼夏は、
全身傷だらけの殺し屋・世都とこの街で暮らしている。
彼はいつも礼夏に赤い服を着せ、
とても優しく、ふとした瞬間泣きそうに笑う。
それはいつも礼夏を不安にさせた。
けれどある日、世都の過去を知る男・ロマネが現れてからいつもの日常は変化して……

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1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全1巻完結

  • みずのいろ。

    700pt/770円(税込)

    生と死が隣り合わせの街「天国」。
    記憶のない少年・礼夏は、
    全身傷だらけの殺し屋・世都とこの街で暮らしている。
    彼はいつも礼夏に赤い服を着せ、
    とても優しく、ふとした瞬間泣きそうに笑う。
    それはいつも礼夏を不安にさせた。
    けれどある日、世都の過去を知る男・ロマネが現れてからいつもの日常は変化して……

レビュー

みずのいろ。のレビュー

平均評価:4.5 54件のレビューをみる

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高評価レビュー

殺されるために育てた子供
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 全294p/中盤にエロ有(主人公以外と薄く):ストーリー重視でややバッドエンド。

無法地帯の街「天国」にはとある子連れの殺し屋セツがいた。セツは殺人を繰り返すうちに二人の夫婦を殺める。そこには赤い服をきた男の子が残されていて「将来この子に自分を殺してもらおう」と思い、リーシアと名付けた上で、日々衣食住を共にし、襲いかかる害悪から身を呈して護っていた。

だがある日のこと。かつてセツを拾ったロマネという男が現れ、リーシアとセツの仲を精神的にも物理的にも引き裂いてしまう。ロマネは殺し屋セツを愛していた。セツのためなら、彼の苦い思い出が詰まったこの天国という街を跡形もなくしてやろうと思えた。リーシアを遠い地に送りこみ、セツを自身の故郷で囲いこんで、暗い過去を振り返らずに生きていきたかった。なのにセツは心を無くしていくばかり。それもそう、リーシアはセツにとっての希望だったのだ。

リーシアは一体何者か?:時は遡る。少年期、セツは母親に連れ出されて無法地帯「天国」へ棄てられた。母親から受けた暴行でたくさんの血を流し、気づけば脳は赤色だけが認識できなくなっている(水の色と見極めがつかない)。天国で出会った一人の男娼リーシア。彼はセツのただ一人の友人だった。だが、ある日リーシアが良かれと思ってセツの父親を殺害してしまい、怒りや悲しみが込み上げたセツは、親の仇として恩人リーシアを刺し殺してしまう。セツの初めての殺人は自分に良くしてくれた唯一の友人だったのだ。その瞬間から世界がぱっと灰色になり、赤色だけが、リーシアの血の色だけが、鮮明に見えるようになった。

時は過ぎる。セツは殺し屋として日々を単調に過ごし、とある夫婦を業務の一環として殺害してしまう。そこには赤い服の男児がいた。その子供をリーシアと名付けて、かつての恩人(リーシア)になぞらえて甲斐がいしく世話を焼き、害悪から身を呈して護った。それはまるでかつてのリーシアと自分だった。自分(セツ)が親の仇をうつために恩人(リーシア)を殺したように、この男児(シン)も親の仇として自分(セツ)を殺してしまうだろう、これがセツにとっての恩人リーシアへの贖罪であり、追い求めていた自身の最後だった。セツは子供の手を引きながらも、その子供自身ではなく、その子を通して、最後の最後まで恩人リーシアを見据えていたのだった。
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8件
2024年5月6日
ロマネーーーー!!!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ っと、読後はただただロマネをぎゅーっと抱きしめたくなりました。モヤッとする方も、もちろんいるとは思いますが、個人的にはこの上ない終わり方でとても良かったです

表紙で泣いているセツ
記憶を無くしセツに拾われたリーシア(シン)
セツを過去から救いたいロマネ
(セツが愛しているリーシア)

あとがきで、『同じ世界を生きていても見ているものは違う』テーマの一つでもありますが、セツはずっとリーシアの世界だけでしたね。彼に赦し愛される事が幸せ、それ以外はいらないのかな?あとみずのいろ重いです。
セツがしてることは、周りを傷つけることなんだけど
全く嫌な気持ちにはならず。全てをなくし、あの死んだセツを見るくらいなら、リーシアの世界で笑っていて欲しい…っと2人のように思っちゃいます。
また、拾われたリーシア(シン)は、『天国』という国で育ち、外から見れば、最低最悪な国なんだけど、そんな国でも幸せはある。恵まれた環境に行ったからと言って幸せとも限らないし、セツがちゃんと愛してくれていたから、あの場所が特別なんだと。リーシアになったとしてもセツといる事が幸せなんだと。
そしてロマネ…彼が一番見ていて辛かったのですが、
セツが笑っていてくれたらもう幸せだよね。泣

セツとリーシアがイチャイチャしてるとこを、いつも邪魔しにいきそうなロマネですが、これが3人のたどり着いた希望(幸せ)なのかなって思います。
ロマネは、ずっと違う世界を見てると言ってたけど昔一緒に過ごした時間、セツは幸せだったと思うし、少しは見ていたんじゃないかな(*´∇`*)
ロマネ!落ち込むなよ!

はぁ〜。個人的に結構難しい作品でした。
全然レビュー出来てないですが、表紙に惹かれた方、
シリアスなBLが好きな方はおススメです!!
エチとかそんなのは期待せずに^_^;
いいね
11件
2022年1月15日
エゴとエゴとエゴ
他の方おっしゃる通り舞台はネオ東京か流星街を彷彿させる犯罪街「天国」。国連が出てきたりFBIが出てきたりするので現代IF感あります。「天国」で暮らすセツと礼夏の前に何やらセツの過去を知るロマネが登場。どうなるんだ?という1話の終わりから今度はロマネ視点で話が進んで、そしてまた別視点へ。何が幸せかなんて他人には分からないものだし、結局自分のことは自分で幸せにするしかないわけでエゴだって悪くないんじゃないかと思ってしまう。大団円全員ミラクルハッピーエンドって感じではないけど、生きてたらハッピーエンドで終わるなんて無理だしやっぱりその時その時気分良ければ良いのではないかなぁって思う派です。このお話で一番好きなのは、ついさっきまで普通に仲良かったのに登場人物が「天国」出身だと知った瞬間ぎこちなくなる善良な子どもたち。人ってやっぱりこういう風になるのが面白い。自分も多分そうなるからどうとも言えないけど冷静に考えて何でそうなるのか不思議。やっぱり異物は排除したくなる本能なんだろうか。そして、結構表紙が好きです。ストーリーの想像とは全然違う表紙だけれどとても素敵。みずのいろはなにいろだ。
いいね
8件
2021年3月30日
エグい。そして、エモい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしいお話でしたが、しんどい。本当にしんどい。主人公がカラッとしてるので読後感は悪くありませんが、とにかくオチがエグい。昭和のバッドエンド育ちか、余程の強メンタルじゃないと耐えられなさそう。一冊で済ませて良い内容の重さじゃないよね?バナナフィッシュだって17巻あるんだし。けど、これを長期でやったらしんどいだろうな、とも思うので一冊で正解なのかな。わからない。『きみにあげる。』の後書きで『みずのいろ』は一度打ち切られているとあり、それも納得の重厚さです。以下ネタバレ。シンが世都から礼夏扱いされることを受け入れているので、好き嫌いは別れるでしょうが、これはこれで一つの救済の形(世都にとってもシンにとっても)かと思います。納得のいかない方もおられるでしょうが、読んだ人の数だけ正解がある物語。そして~、始ま~る二次創作ッ(ウルトラソウッ)。この作品を完成させるにあたって、作者さんは大変な精神エネルギーを消耗したと思うので、機会があれば大作お疲れ様と感謝の言葉をのべたいです。
いいね
6件
2018年12月9日
他に類を見ない位あまりにも不憫なキャラ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 殺し屋の世都と記憶の無い少年•礼夏は天国と呼ばれる無法地帯で一緒に暮らしています。礼夏が不安になるぐらい知り合いにも非情な世都は、でも礼夏だけは必ず守ると言い切ります。2年前、恐怖のあまり全てを忘れてしまった礼夏に、世都はちょっと困ったような泣きそうな笑顔で「大丈夫」と言ってくれて今の生活があるのでした。美しい顔立ちに全身傷だらけの謎めいた世都の過去を知るらしいロマネという男が現れてお話が動き始めます。やがて全てを思い出し、世都と引き離された礼夏は成長しながらも世都のことを思い出しては苦しみます。愛する人から傷つけられて赤い色の見えなくなる世都、愛してくれる人を傷つけてしまい赤い色しか見えなくなる世都、今日だけで昨日も明日も無い世都、そんな世都を救おうと、どこまでも喰えない男•ロマネと、少年もののヒーローみたいに真っ直ぐな礼夏とが手を伸べます。エロの無いハードボイルドでかなり重いですが、一読してからのニ読目でまた楽しめるしっかりした作りの作品です。
いいね
5件
2022年12月25日

最新のレビュー

見える世界はなにいろ?
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 平和な国に住みつづけられる自分と彼らでは見える世界、考えることが違っていて、一冊を読み終えるまでの間に別の境遇を体験したような気がしました。性的な表現が少なく(男娼あり)、ストーリーに集中して読めました。痛々しい表現は僅かで、BLライト層の自分は精神的苦痛をあまり感じませんでした。イラストがとても綺麗で細かいところまで描き込まれていました。
[最終話のネタバレを含みます]
作中でセツは赤、白、黒しか見えないと告白するシーンがありましたが、このような明確な色覚異常でないにせよ、自分もこれまでの環境や選択の影響で見えない/聞けない/理解できないものがあるのだと考えました。セツは空が見えず、暴力と殺人が絶えない、いつも血なまぐさい[天国]に長いこといました。だから彼の見るものは血肉の赤、包帯の白、暗い路地の黒しかなく、他のカラフルな色は知る由もなかったのでしょう。
そして最後には、彼はシンを在りし日の礼夏にすり替えた姿しか認識できなくなりました。彼にあるのは礼夏と自分だけの幸せな世界だけでしょう。これをトラウマへの防衛反応とみるべきか、積年の贖罪意識からの釈放とみるべきか、他にもいろいろな見方ができそうです。
セツの周囲の人間にはセツにとっての[天国]が見えなかったように、セツには[天国]の外側で[天国]の悪評を言う人々と暮らす未来が想像できなかったように、人は境遇に見えるものを制限されていると教えてくれたのが「みずのいろ。」です。BLというジャンルを超越して読まれるべき作品です。
いいね
0件
2026年1月6日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

愛して、愛して、殺す
制作:焙煎男(シーモアスタッフ)
槇えびし先生のストーリーとドラマ、そして世界観が光る作品です。生と死が隣り合わせの場所で、少年の礼夏を守ってくれる瀬都…生きるために人を殺し、他人には冷酷な面も見せるのに、礼夏は絶対に愛し、守ると言う瀬都…なぜそこまで愛するのか、瀬都は何を望んでいるのか、思いもよらない展開に脱帽です。

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