他の方おっしゃる通り舞台はネオ東京か流星街を彷彿させる犯罪街「天国」。国連が出てきたりFBIが出てきたりするので現代IF感あります。「天国」で暮らすセツと礼夏の前に何やらセツの過去を知るロマネが登場。どうなるんだ?という1話の終わりから今度はロマネ視点で話が進んで、そしてまた別視点へ。何が幸せかなんて他人には分からないものだし、結局自分のことは自分で幸せにするしかないわけでエゴだって悪くないんじゃないかと思ってしまう。大団円全員ミラクルハッピーエンドって感じではないけど、生きてたらハッピーエンドで終わるなんて無理だしやっぱりその時その時気分良ければ良いのではないかなぁって思う派です。このお話で一番好きなのは、ついさっきまで普通に仲良かったのに登場人物が「天国」出身だと知った瞬間ぎこちなくなる善良な子どもたち。人ってやっぱりこういう風になるのが面白い。自分も多分そうなるからどうとも言えないけど冷静に考えて何でそうなるのか不思議。やっぱり異物は排除したくなる本能なんだろうか。そして、結構表紙が好きです。ストーリーの想像とは全然違う表紙だけれどとても素敵。みずのいろはなにいろだ。