この8年間、弁護士のマロリーは父親に認められたい一心で、黒ぶち眼鏡に地味なスーツを着込み、仕事ひと筋に生きてきただが、お堅い仮面の下には重役のジャックへの憧れを隠していた。あるとき彼女はジャックの出張に同行することになる――依頼人の所有するリゾートの島へ。しかも、ふたりきりで……。はずむ心を抑え、必死に仕事に徹しようとするマロリーだったが、彼女の気持ちを見透かしているかのように、ジャックが言った。「君の冷淡なうわべの下に隠された女性らしさを見てみたい」その瞬間、マロリーの眼鏡の奥に、ある決意の炎が燃えあがった!